おぎわら ひろゆき 1962-
政治がまた知らないうちにみづいろに傾いてぼくの世界を齧る
▼▼▼▼▼ココガ戦場?▼▼▼▼▼抗議シテヤル▼▼▼▼▼BOMB!
恋人と棲むよろこびもかなしみもぽぽぽぽぽぽとしか思はれず
春の日はぶたぶたこぶたわれは今ぶたぶたこぶた睡るしかない
天王星に買つた避暑地のあさがほに夏が来たのを報せておかう
ほらあれさ何て言ふのか晴朗なあれだよパイナップルの彼方の
はつなつのあをを含んで真夜中のすかいらーくにゐる生活を
三越のライオンに手を触れるひとりふたりさんにん、何の力だ
ぼくはいま、以下につらなる鮮明な述語なくしてたつ夜の虹
ぎんいろの缶からきんの水あふれ光くるくるまはる、以下略
戦争が(どの戦争が?)終つたら紫陽花を見にゆくつもりです
しみじみとわれの孤独を照らしをり札幌麦酒のこの一つ星
顎つよき愛犬を街にときはなつ銀色の秋くはえてかへれ
伝言板のこの寂しさはどんな奴「千年タツタラドコカデ逢ハウ」
母か堕胎か決めかねてゐる恋人の火星の雪のやうな顔つき
(結婚+ナルシシズム)の解答を出されて犀の一日である
月曜日の朝かへりきてノブのQOQOQQOQQOQ
間違へてみどりに塗つたしまうまが夏のすべてを支配してゐる
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